真理値 Truth Value


|| 真理ってより真偽

「真偽を示す値」のこと。

より正確に言うと「命題の真偽を示す値」のことですね。

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「真を示す記号」は以下のものが良く使われます。

 

\begin{array}{lllllll} \displaystyle 1&I&⊤&T&\mathrm{True} \end{array}

 

「偽を示す記号」だと以下のようなものが。

 

\begin{array}{lllllll} \displaystyle 0&O&⊥&F&\mathrm{False} \end{array}

 

『モデル』の解釈によって「正しい」とされた時

つまり、命題が「まあ合ってるでしょ」って感じの時

例えば『 S=S (同一律)』とかの真偽は T で表します。

 

 

 

 

 

真理値を押さえた上での用語

 

2つ紹介します。

その内、最初のものはわりとよく見かけるので覚えておきましょう。

後者(恒偽命題)の方はあんまり見ないので覚えなくても良いです。

 

 

 

 

 

恒真命題 Tautology

 

|| トートロジーって単語はどの辺が直感的なのか

『中の命題変数に関わらず真』になる命題のこと。

 

 

まあつまり P→Q みたいなやつじゃなくて、

P=P みたいなやつのことです。

 

 

 

単に英語にしただけで意味は同じですけど、

なぜか「恒真命題・恒真式」よりも

「トートロジー」って言い方の方をよく見かけます。

 

 

そのため直観的に意味が掴みにくいので、

これについてはしっかり覚えておきましょう。

 

 

 

 

 

具体例

 

代表的なものだと、

「排中律」や「無矛盾律」なんかがこれで、

 

A¬A¬(A∧¬A)A∨¬A
1011
0111

 

ちゃんと見てみるとまあこんな感じに。

命題変数によらず、確定で真になることが分かります。

 

 

 

 

 

恒偽命題 Contradiction

 

|| コントラディクションは割と聞くイメージ

命題変数によらず「確定で 偽 になる命題」のこと。

 

 

 

こっちはあんまり使いません。

基本的に「恒真命題の否定」でしかないので。

ちなみに「Contradiction」の意味は「矛盾」です。

 

 

 

 

 

具体例

 

適当に「恒真命題の否定」を行えばいいので、

 

A¬AA∧¬A¬(A∨¬A)
1000
0100

 

これはまあこんな感じになります。