|| いわゆる全体
『調査対象全体の集合』のこと。
『統計を使って知りたいもの』って言っても良いです。
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いわゆる『真の値』なんて言われるものは
この「母集団」から得られることになります。
まあ『全体』ですからね。
『全体』が分かってるなら
\begin{array}{llllll} \displaystyle \{ 10,14,12,16 \} \end{array}
そこから導かれた「平均値」なんかは
それはもう『答え』なわけで。
\begin{array}{llllll} \displaystyle \frac{10+14+12+16}{4}&=&\displaystyle 13 \end{array}
その「全体と言える集合」の平均は
その値だと一意に定まります。
分からないことが多い母集団
クラスの平均点とかその学年の偏差値とか
「範囲が決まってる母集団」は『真の値』を導けます。
しかし、例えば「人類」「国家」みたいな
そういうかなりざっくりとした『全体』に関しては
『母集団の中身』を「全て」知ることはほぼ不可能です。
特に「時間」を跨ぐものは厄介で
その『中身』の「全て」を得るには
\begin{array}{llllllllllll} \displaystyle 過去&今&未来 \\ \\ データ正確?&だいたい分かる&予測は可能 \end{array}
「過去」「現在」の記録(データ)に限らず
『未来のデータ』の「全て」を知る必要があります。
まあつまり『母集団』というのは
「必ず分かる」ものではなく
「ある程度範囲を限定されたもの」だけ分かって
基本的に『推測するしかない』
だから「全体」は「こういうものと仮定されるだけ」で
根本的に、人間には分からないものになります。