|| ある状況で同じことが再現される性質
「状況」と「結果」に再現性がある感じ
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法則の意味
これの広義の意味は感覚通りで
\begin{array}{ccc} ある状況で同じことが再現される性質 \end{array}
こんな感じなんですが
\begin{array}{ccc} 科学的な意味での法則 && 帰納的な法則 \\ \\ 数理的な意味での法則 && 演繹的な法則 \end{array}
「狭義的な意味」ではその内容が分岐します。
(数理的な方は真理に近いのでけっこう違う)
科学的な意味での法則
これはいわゆる「経験則」なので
(実験結果という有限データから得られた予測)
\begin{array}{lcll} && 状況 & 結果 \\ \\ \\ 運動第2法則 && 力Fを加える & \displaystyle 加速度 a=\frac{F}{m} で運動 \\ \\ 万有引力の法則 && 2つ物体がある & \displaystyle 引力 F=G\frac{m_1m_2}{r^2} が働く\\ \\ オームの法則 && 電圧Vをかける &\displaystyle 電流I=\frac{V}{R}が流れる \end{array}
「絶対的に正しいもの」ではありません。
(量子力学で不成立な物理法則は多数)
数学的な意味での法則
こちらは絶対的に正しくて
\begin{array}{lcll} && 状況 & 結果 \\ \\ \\ 加法の交換法則 && a,bは任意の数 & a+b=b+a \\ \\ 偶数の加法の法則 && a,bは偶数 & a+bは偶数 \end{array}
状況が整えば確実に成立してくれます。
(成立しないとすると矛盾が出る)
法則と公理と定義
これは「公理」と近い概念ですが
\begin{array}{cclcl} 公理 && ×&\to& 真 \\ \\ 法則 && 状況 &\to& 真 \\ \\ 定義 && \mathrm{Well}\text{-}\mathrm{Defined} &\to& 真 \end{array}
比較するとこういう違いがあるので
「公理」と分けて考えることができます。
