思考 Thinking

 

|| 抽象化と具体化と想像

「記憶を扱う操作」のこと

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目次

 

記憶「思考で扱うもの」

   基礎記憶「記憶の最小単位になる情報」

   基礎原理「思考の原型となる記憶の原理」

 

観測者「生物学や物理学から得られる傾向」

思考「記憶を扱う操作のこと」

   想起「思い出すという思考の代表的操作」

      具体化「出発点となる情報からその中身へ」

      抽象化「出発点となる情報からその外観へ」

   想像「記憶から記憶可能情報を得ること」

      関連付け「情報同士の共通点(本質)を得る」

         印象「関連付けで得られる抽象概念」

      組合せ「記憶から新しい情報を得る操作」

         予測「因果関係なんかの整理操作」

         創造「発見や生成などの操作」

      判断「する/しない とか 真/偽 とか」

   行動「何かの動機となる情報から得られる出力」

      反応「反射と違って記憶から出力される行動」

      覚える「知的欲求が動機となる記憶に対する行動」

 

 

 

 

 


記憶 Memory

 

詳細は別の記事で確認するとして

軽く「記憶」について確認しておくと

 

\begin{array}{ccc} 五感情報 & \left\{ \begin{array}{ll} 視覚情報 & \left\{ \begin{array}{lcl} 色がある \\ \\ 透明 \\ \\ 明るい \\ \\ 暗い \end{array} \right. \\ \\ \\ 聴覚情報 & \left\{ \begin{array}{ll} 心地良い \\ \\ うるさい \\ \\ 気にならない \end{array} \right. \\ \\ \\ 触覚情報 & \left\{ \begin{array}{ll} 柔い \\ \\ 固い \\ \\ 気持ち良い \\ \\ 痛い \end{array} \right. \\ \\ \\ 味覚情報 & \left\{ \begin{array}{ll} 旨い \\ \\ 塩っぽい \\ \\ 甘い \\ \\ 苦い \\ \\ 渋い \end{array} \right. \\ \\ \\ 嗅覚情報 & \left\{ \begin{array}{ll} 無臭 \\ \\ 良い匂い \\ \\ 臭い \end{array} \right. \end{array} \right. \end{array}

 

まず「人間の基礎記憶」についてはこんな感じで

 

\begin{array}{ccc} 五感情報の本質 & \left\{ \begin{array}{ll} xは視覚を意味する情報である \\ \\ xは聴覚を意味する情報である \\ \\ xは触覚を意味する情報である \\ \\ x は味覚を意味する情報である \\ \\ x は嗅覚を意味する情報である \end{array} \right. \end{array}

 

その「本質」はこんな感じです。

(言語は視覚情報で発話は聴覚情報)

 

 

また「記憶の基礎原理」は

 

\begin{array}{lcl} 記憶直感段階 && なんとなく前のことを思い出せる \\ \\ 記憶言語化段階 && 思い出せることを記憶と名付ける \\ \\ 記憶整理段階 && 記憶がどういうものか言語化される \\ \\ \\ 思考直感段階 && 思考の原型となる感覚が分かる \\ \\ 思考言語化段階 && 記憶の操作を思考と名付ける \\ \\ 思考整理段階 && 思考がどういうものか言語化される \end{array}

 

「記憶整理段階まで」のもので

(強制入力である知覚に直結する原理)

 

\begin{array}{lcl} 記憶可能情報 &\to& 思い出せないなら材料にできない \\ \\ 記憶情報 &\to & 思い出せるなら材料にできる \end{array}

 

「思考」はあくまで

『記憶を扱う操作』であるとします。

(記憶の基礎原理上は「記憶可能情報」に留まる)

 

 

 

 

 


思考 Thinking

 

|| 観測者が可能な記憶情報に対する操作

「記憶を扱う操作」全般のこと

 

\begin{array}{ccc} 機械 &\Longleftrightarrow& 参照装置&+&論理回路&+&出力装置 \\ \\ 人間 &\Longleftrightarrow& 想起&+&想像&+&行動 \end{array}

 

「記憶」が絡む一連のプロセスは

 

\begin{array}{lcl} 観測者段階 && 入力に対する物理的反射の定義 \\ \\ 記憶段階 && 物理的反射である知覚から記憶可能へ \\ \\ 思考段階 && 思い出せる記憶を扱う \end{array}

 

「全て」が「思考」に該当します。

関数写像の原型が思考の感覚)

 

 

 

 

 

観測者 Observer

 

|| 物理的な原理や個人の傾向など

「機械」で言うところの「物理層」の部分

 

\begin{array}{cl} 人間 & \left\{ \begin{array}{ll} 五感 && 入力装置 \\ \\ 脳内処理 && 処理装置 \\ \\ 肉体の動作 && 出力装置 \end{array} \right. \end{array}

 

「ルールを集めたもの」として定義でき

(物理学や生物学や統計学の成果が入る)

 

\begin{array}{ccc} 脳内処理 & \left\{ \begin{array}{cl} 生物的欲求 & \left\{ \begin{array}{ccc} 睡眠欲 \\ \\ 食欲 \\ \\ 性欲 \\ \\ \vdots \end{array} \right. \\ \\ \\ 感情 & \left\{ \begin{array}{c} 恐怖 \\ \\ 面白い \\ \\ 楽しい \\ \\ \vdots \end{array} \right. \\ \\ \\ 個人の関心 & \left\{ \begin{array}{c} 趣味 \\ \\ 嫌な事 \\ \\ \vdots \end{array} \right. \\ \\ \\ \vdots \end{array} \right. \end{array}

 

これにより「無意識」が厳密に定義されます。

L-集合モデルとして定義すると扱いやすい)

 

 

 

 

 


想起 Recall

 

|| 思い出すより少し広い表現

「無意識」も含めた「思い出す」の感覚

 

\begin{array}{rcl} 無意識知覚段階 && 感覚器官が自動的に情報を入力 \\ \\ 無意識優先段階 && 観測者が特定の情報を優先する \\ \\ \\ 無意識思考段階 && 出発点となる情報の選択 \\ \\ 意識思考段階 && 出発点からどちらの方向に行くか \end{array}

 

「思い出す」は意識的に行う感覚が強いですが

 

\begin{array}{lcl} 想起する &\to& 無意識的か意識的か曖昧 \\ \\ 思い出す &\to& 意識してそうする感覚がある \end{array}

 

「想起」だと無意識の感覚が入るので

この記事ではこちらを採用しています。

(「思い出す」を使いたかったが正確性を重視)

 

 

 

 

 

起点記憶

 

「想起」の基礎となる

 

\begin{array}{ccc} 観測者の全記憶 &=& \{ x \mid xは確認可能な記憶である \} \end{array}

 

『最初に思い出される記憶』は

 

\begin{array}{ccc} 観測者の全記憶 &\overset{観測者優先度}{\longrightarrow}& 優先認識範囲 \\ \\ 優先認識範囲 &\overset{観測者と環境による優先度}{\longrightarrow}& 起点記憶 \end{array}

 

この「具体化方向」の「想起」で説明されます。

(つまり最初の出発点となるのは「観測者の全記憶」)

 

 

 

 

 

具体化 Instantiation

 

|| 記憶の意味を見る最初の操作

「最初に強制される」『意味に注目する』操作

 

 

\begin{array}{lcl} 具体記憶 &\overset{具体化}{\longleftarrow}& 起点記憶 \\ \\ 具体情報 &\in & 起点情報 \end{array}

 

「形式的な要請段階」では情報の関係で定義されます。

(必然的に集合になるという縛りが付く)

 

 

 

 

 

記憶の強度

 

この操作により

 

\begin{array}{ccc} 五感情報 &\in& \cdots &\in& 理解情報 \\ \\ 記号 &\in& \cdots &\in& 曖昧情報 \end{array}

 

多くの理解情報に辿り着く」のが

「身についている知識(理解情報)」で

(この情報の確認可能な数がそのまま強度の数値になる)

 

\begin{array}{ccc} 多くの理解情報 &\subset& 人間 &\in& 動物 \end{array}

 

「記号」「音」だけのような

『意味の薄い記憶(曖昧情報)』は

 

\begin{array}{ccc} 概念の意味となる五感情報 &\subset& 概念 \\ \\ \{記号,音\} &\subset& はにおへ \end{array}

 

「身についていない知識」になります。

(強度が高い情報は記憶を構成する理解情報の量が多い)

 

 

 

 

 

人間の仕様

 

ほぼ全ての人間に共通する基盤

それが「五感」であるため

 

\begin{array}{ccc} 高強度構成情報 & \left\{ \begin{array}{l} 五感情報 \\ \\ 感情情報 \end{array} \right. \end{array}

 

基礎として扱うのは「五感」になるわけですが

(知覚の基礎として例外なく整合的)

 

\begin{array}{ccc} 実感しやすい情報 &<& 忘れられない情報 \\ \\ 五感情報 &<& 感情情報 \end{array}

 

「最も強度を高くする理解情報」は

 

\begin{array}{ccc} 五感情報 &\overset{観測者の判定}{\longrightarrow}& 感情を出力 \end{array}

 

「観測者の定義に由来する」『感情情報』になります。

(感情は人によって異なるため定義レベルだが基礎ではない)

 

 

 

 

 

抽象化 Abstraction

 

|| 記憶の所属先を見る操作

「起点情報を含む枠」に視点を広げること

 

\begin{array}{lcl} 起点記憶 &\overset{抽象化}{\longrightarrow}& 抽象記憶 \\ \\ 起点情報 & \in & 抽象情報 \end{array}

 

「単に既存の関係を辿る」操作もあれば

「大きな枠を作る」操作もこの抽象化に含まれます。

(後述する関連付けがこれの一部に当たる)

 

 

 

 

 


想像 Imagination

 

|| 記憶をこねくり回す感覚

「思考」の「基本的な処理」に該当する操作

 

\begin{array}{ccc} 想像 & \left\{ \begin{array}{cl} 関連付け \\ \\ \\ 組合せ & \left\{ \begin{array}{ll} 予測 \\ \\ 創造 \end{array} \right. \\ \\ \\ 判断 & \left\{ \begin{array}{ll} 整合性判定 \\ \\ 意思決定 \end{array} \right. \end{array} \right. \end{array}

 

全体的にはこんな感じに分類できます。

(基本原理と関係の原型になる感覚)

 

 

 

 

 

関連付け Generalization

 

|| 数学における一般化に対応する操作

「複数の記憶」から「本質」を得ること

 

\begin{array}{ccc} \left. \begin{array}{ccc} A&は&Pを満たす \\ \\ B&は&Pを満たす \\ \\ C&は&Pを満たす \\ \\ &\vdots \end{array}\right\} &\to& xはPを満たす \end{array}

 

「記憶」から「述語(本質)」を出力する操作で

(特徴の一部を抜き出す感じ)

 

\begin{array}{ccc} 抽象概念 &=& \{ x \mid xはPを満たす \} \end{array}

 

これを使えるから

 

\begin{array}{ccl} \{犬,猫\} &\subset& \{ x \mid xは動物である\} \\ \\ 数 &=& \{x \mid xは比較可能である \} \\ \\ 言語 &=& \{ x \mid xは意味と名前を持つ \} \\ \\ 形 &=& \{x \mid xは境界を持つ構造である\} \\ \\ 動き&=&\{ x \mid xは時間による位置変化である \} \end{array}

 

私たちは「抽象概念を生成する」ことができます。

(適切に使われないことも多く勘違いの原因になる)

 

 

 

 

 

印象 Current Concept

 

|| 関連付けで生成される情報

「関連付け」で生成される抽象概念は

 

\begin{array}{lcl} 初期段階動物 &=& \{猫,犬,魚,虫\} \\ \\ 単純段階動物 &=& \{ x \mid xは動く \} \\ \\ \\ 検証段階動物 &=& \{ x \mid x は動くだけ? \} \\ \\ 洗練段階動物 &=& \{ x \mid x は動物の本質を満たす \} \end{array}

 

「情報の量」によって区別できて

 

\begin{array}{lcl} 初期段階 && 共通点からいくつかの情報をまとめる \\ \\ 単純段階 && 少ない情報と単純な本質から全体を得る \\ \\ \\ 検証段階 && 多くの情報の全てが持つ本質を得る \\ \\ 洗練段階 && 検証段階の本質から全体を得る \end{array}

 

その形は3段階に分けることができます。

(単純・検証・洗練段階の抽象概念が「印象」です)

 

 

 

 

 

印象と帰納的推論

 

この「印象」という概念は非常に便利で

 

\begin{array}{ccl} 少情報段階 && ざっくりとした本質のみ \\ \\ 検証段階 && 情報を追加して例外があれば修正 \\ \\ 多情報段階 && 思いつく全ての情報に例外が無い \end{array}

 

『少ない情報』から

「全体」を得られるという意味で

 

\begin{array}{ccc} \left. \begin{array}{ccc} 人間 \\ \\ 犬 \\ \\ 猫 \\ \\ 虫 \\ \\ 魚 \\ \\ 鳥 \end{array} \right\} & 動く &\to& 動物は動く \end{array}

 

非常に便利なんですが

 

\begin{array}{ccc} 動いてる自然現象 &\to& 動物? \\ \\ 動く機械 &\to& 動物? \end{array}

 

その正確さについては

実はけっこう曖昧だったりします。

(この操作は「帰納的推論」なので真偽不明)

 

 

「単純段階」から

「情報を追加する」形で「検証」を経て

 

\begin{array}{ccl} 印象 && 悪い人 \\ \\ 検証 && それ以降悪いことをしない \\ \\ 洗練 && そんな悪い人じゃない \end{array}

 

「正確な情報」に『近づく』ことは確実なんですが

(これでも「例外が存在しない」ことにはならない)

 

\begin{array}{ccc} 全ての情報 &=& 発見情報+未発見情報 \end{array}

 

これはどこまでいっても「推論」になります。

(これを正確にしてくれるのが前提の整備)

 

 

 

 

 

不完全な印象

 

また「印象」を得る操作の中でも

 

\begin{array}{ccc} 関連付け &\to& 単純印象段階 \end{array}

 

特に「検証」自体がなされないパターンは

(単純印象まではほぼ自動的な処理)

 

\begin{array}{ccl} 単純印象 &\to& 少ない情報から得られた全体 \\ \\ &\to& ほとんどの情報を参照していない \\ \\ &\to& 高確率で例外が発生 \end{array}

 

けっこうな頻度であり得ます。

(検証は意識しないと起きない)

 

 

 

 

 

印象と例外処理

 

「印象」という状態から

『確実に正しい情報』へ加工するためには

 

\begin{array}{ccl} 単純印象 && 例外発生の確率が高い \\ \\ 検証印象 && 例外が減っていく \\ \\ 洗練印象 && 例外はあり得るが現時点では無い \\ \\ 確定情報 && 完全に例外が排除された状態 \end{array}

 

「例外」となる情報を

 

\begin{array}{lcl} 全 && 限定全 \\ \\ 全ての情報 &\to& 検証済みの全ての情報 \\ \\ 全ての情報 &\to& 例外は該当しないことにする \end{array}

 

なんらかの方法で制限する必要があります。

前提宇宙などの限定全がこれに該当する)

 

 

 

 

 

組合せ Function

 

|| いろんな記憶から何かを得る操作

「関数」に当たる思考操作のこと

 

\begin{array}{ccc} 予測 ∪ 創造 &=& 組合せ \end{array} 

 

「予測」「創造」的な思考をまとめたもので

(これらは共通部分を持つが目的が異なる)

 

\begin{array}{lclcl} 関数 &:& 複数の値 &\to& 値 \\ \\ \\ 予測 &:& 複数の記憶 &\to& 結論となる情報 \\ \\ 創造 &:& 複数の記憶 &\to& 生成された情報 \end{array}

 

いずれも同様の形式をとります。

(複数の記憶が入力され情報を出力する)

 

 

 

 

 

予測 Prediction

 

|| 何をすれば何が起こるか

「何かをする」と「その後」を結びつける操作

 

\begin{array}{ccc} 予測 &:& 複数の記憶 &\to& 結論情報 \end{array}

 

「入力」される『複数の記憶』は

 

\begin{array}{ccc} 原因出発 && 起点記憶 &\overset{予測}{\longrightarrow}& 結果情報 \\ \\ 結果出発 && 結果記憶 &\overset{予測}{\longrightarrow}& 原因情報 \\ \\ 結果出発 && 目標記憶 &\overset{予測}{\longrightarrow}& 手段情報 \end{array}

 

いずれの方向からも得ることができます。

(入力情報が得られた後に因果関係が出力される)

 

 

 

 

 

根本的には常に結果が先

 

「結果を与えられない」状態で

「ある記憶が与えられた」とします。

 

\begin{array}{ccc} 表面的手順 && 複数の記憶 &\to& 結果 \end{array}

 

するとこのような

「原因から」の操作が得られるように思われますが

(この部分だけ切り取れば得られていると言える)

 

\begin{array}{ccc} 複数の記憶 &→& 複数の結果 \end{array}

 

そもそも『複数の原因から』は

『特定の結果(未来予知的な結果)』は得られません。

(決定論の世界観でも「全ての原因」を得る必要がある)

 

\begin{array}{ccc} \left. \begin{array}{ccc} 目の前にコップがある \\ \\ コップに水が入ってる \\ \\ コップへ手を伸ばす \\ \\ コップを掴む \\ \\ 掴んだコップを口元へ \\ \\ 口を開ける \\ \\ コップを傾ける \end{array} \right\} &\to& 水を飲める \end{array}

 

「複数の原因」があって

「結論に収束する」ことになる操作は考えられますが

 

\begin{array}{ccc} 水を飲みたい &\to& \left\{ \begin{array}{ccc} 目の前にコップがある \\ \\ コップに水が入ってる \\ \\ コップへ手を伸ばす \\ \\ コップを掴む \\ \\ 掴んだコップを口元へ \\ \\ 口を開ける \\ \\ コップを傾ける \end{array} \right\} &\to& 水を飲める \end{array}

 

これは「結果から逆算された」ものであるため

(結果から複数の手段が選ばれて結果が出力される)

 

\begin{array}{ccc} 結果 &\to& 複数の原因 &\to& 再現結果 \end{array}

 

実際には「原因から」得られる結果ではありません。

(偶発的に得られる結果も結果を知ってから原因を見る)

 

 

 

 

 

創造 Creation

 

|| 記憶から新しい情報を得る操作

「記憶の組み合わせ」から何かを得ること

 

\begin{array}{ccc} 発見∪空想 &=& 創造 \end{array}

 

「形式的なもの」に限って言えば

「科学」「数学」「哲学」にこれらは対応していて

 

\begin{array}{ccc} 科学 &\subset & 発見-空想 \\ \\ 数学 &\subset &発見∩空想 \\ \\ 哲学 &\subset& 空想-発見 \end{array}

 

「実在」「非実在」によって

 

\begin{array}{ccr} 発見 && 実在に寄った新しい情報の生成 \\ \\ 空想 && 非実在に寄った新しい情報の生成 \end{array}

 

大まかに分類することができます。

(これも背反ではなく目的別の分類)

 

 

 

 

 

判断 Judgment

 

|| 記憶から真偽などの2値を得る操作

述語」にあたる操作のこと

 

\begin{array}{ccc} 意思決定∪整合性判定 &=& 判断 \end{array}

 

「真/偽」「する/しない」など

(2値はこのどちらかに変換できる)

 

\begin{array}{lclcl} 述語 &:& 複数の値 &\to& 真偽 \\ \\ \\ 判断 &:& 複数の記憶 &\to& 判断結果 \\ \\ 意思決定 &:& 複数の記憶 &\to& \{する,しない\} \\ \\ 整合性判定 &:& 複数の記憶 &\to& \{真,偽\} \end{array}

 

「複数の記憶」から「2値」を出力する操作を

(最も抽象的な形は「真偽」の2値)

 

\begin{array}{lcc} 意志決定 && \mathrm{do} & \mathrm{do \,\, not} & 動作型 \\ \\ 整合性判定 && A \,\, \mathrm{is} \,\, B & A \,\, \mathrm{is \,\, not} \,\, B & 判定型 \end{array}

 

まとめて「判断(そう/そうじゃない)」と言います。

(分類は英語の抽象的な述語 \mathrm{be},\mathrm{do} が由来)

 

 

 

 

 


行動 Action

 

|| 記憶から得られる出力

「出力」の中でも「意図」があるもの

 

\begin{array}{ccc} 行動 & \left\{ \begin{array}{ll} 思考から得られる外側への出力 \\ \\ 思考から得られる内側への出力 \end{array} \right. \end{array}

 

「出力」ではなく「行動」という言葉を選んだのは

『動機がある』という感覚が強いからで

 

\begin{array}{ccc} 出力 & \left\{ \begin{array}{ccl} 反射的 && 身体構造に由来 \\ \\ 思考的 && 記憶に由来 \end{array} \right. \end{array}

 

「反射」はこの「行動」には含まれません。

(反射は観測者というハードウェアに由来する)

 

 

 

 

 

反応 Reaction

 

|| 記憶が理由になる外側への行動

「思考を介する」『外側への出力』のこと

 

\begin{array}{clcl} 反射 & \mathrm{Reflex} && 観測者依存の思考を介さない出力 \\ \\ 反応 &\mathrm{Reaction}&& 記憶に由来する出力 \end{array}

 

「他者から」でも「目に見える行動」のことで

 

\begin{array}{lcl} 意志決定段階 && すると決める \\ \\ 反応段階 && 決めたことを実際にする \end{array}

 

この「反応(外側への行動)」が

 

\begin{array}{ccc} 反応 &\to& 体が動く \left\{ \begin{array}{cl} 首が動く \\ \\ 顔が動く \\ \\ 視線が動く\\ \\ 手が動く \\ \\ 足が動く \\ \\ 声が出る \\ \\ \vdots \end{array} \right. \end{array}

 

「他人にとっての自分」を形作る情報になります。

(内的な行動は他人からだと想像しかできない)

 

 

 

 

 

後から実感できる

 

この「記憶からの応答」については

 

\begin{array}{lcl} 意志決定段階 && やると決める \\ \\ 観測者定義段階 && ハードウェアへの命令処理 \\ \\ 行動出力段階 && 命令を受け取ったハードウェアが動く \end{array}

 

「観測者」の『物理層』の話になるので

(意思決定の記憶由来ではあるがそこからは反射的)

 

\begin{array}{lcl} 目的思考段階 && あれを飲みたい \\ \\ 命令処理段階 && 無意識で体を動かす電気信号が出される \\ \\ 行動出力段階 && 発生した電気信号が筋肉を動かす \\ \\ 行動意識段階 && 行動した自分を認識できる \end{array}

 

常に意識することはできません。

(人間だと意思決定入力に対し身体が自動出力する)

 

 

 

 

 

覚える Memorize

 

|| 記憶そのものに対する行動のこと

「知的欲求」が動機となる反射的な行動

 

\begin{array}{lcl} 意志決定段階 && ある情報を覚えると決める \\ \\ 覚える段階 && 入力を受けたハードウェアが実行 \end{array}

 

これも「記憶を入力とする反射」で

(反応も意志決定という記憶を入力とする反射)

 

\begin{array}{ccc} 覚えること &\to& 生存に有利 \end{array}

 

「人間の体(神経構造)」が定義している

「反応」と同様の自動処理になります。

(工夫とは異なる強制的な処理)

 

 

 

 

 

記憶の定着

 

「思い出す」ことによって記憶が定着する

 

\begin{array}{lcl} 目的段階 && ある情報を覚えたいと思う \\ \\ 自動処理段階 && ハードウェアが検索し注目 \\ \\ \\ 想起段階 && 覚えたい情報を思い出す \\ \\ 自動処理段階 && 必要なら修正のための記憶を検索 \\ \\ \\ 更新段階 && 覚えたい情報を修正する \\ \\ 自動処理段階 && ハードウェアが自動的に変更する \end{array}

 

この理由はこれを考えると説明できて

 

\begin{array}{ccc} 記憶 &\overset{覚える}{\longrightarrow}& 補強された記憶 \end{array}

 

その原理の見た目はこんな感じになっています。

(ハードウェアとここに個人差が強く出る)

 

 

 

 

 

記憶の更新と工夫

 

俗に言う「記憶術」は

 

\begin{array}{ccc} 記憶の更新 & \left\{ \begin{array}{l} 感情を発生させる記憶に関連させる \\ \\ 基礎記憶(五感情報)に関連させる \\ \\ よく思い出す記憶と関連させる \\ \\ 特定可能なほど本質を多く得る \end{array} \right. \end{array}

 

この段階に位置するもので

(およそこの4つの分類のどれかに当てはまる)

 

\begin{array}{ccc} 思い出し易い記憶 &\Longleftrightarrow& 分かり易い記憶 \end{array}

 

「記憶の強度」を的確に上げる

 

\begin{array}{lcl} 曖昧記憶 && 強度が弱い思い出し辛い記憶 \\ \\ 実感記憶 && 五感に由来するため思い出しやすい記憶 \\ \\ 理解記憶 && 関連も明確でほぼ確実に思い出せる記憶 \end{array}

 

それさえできるのなら

「記憶」はほぼ確実に「理解記憶」に至ります。

(効果のある記憶術は ↑ の分類の具体例の1つ)